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書かざるを得ないwwごめん調子乗りました・・・!
・昨日の続きです
・そこまで濃くないけどR。苦手な人は避けてください
・にゃんにゃん長いので二回に分けます(前半)
女房と畳はなんとやら。黄色く変色して久しいそれに転がり込んだ家康は、煎餅座布団に顔を埋めて幸せそうな声をもらした。
「あー。なんていうかもう、・・・幸せだな」
なんて、ついつい言葉にまでしてしまう。とろけてなくなってしまいそうな笑顔だった。
◆
廊下に響いてきた地獄の獄卒の怒号に家康はビビるどころか笑みを広げた。怨霊のような顔つきの三成に政宗と元親が声をうしなっている脇で「お前も寝るか?」と、家康は尋ねる。廊下にはい出てきた三成に臆することない家康を三成は無言のまま仮眠室に連れ去った。
わずか15メートルのランデブー。相当眠いのだろう、政宗と元親の手前も関わらずぐいぐい家康の手を引っ張っていく。
とはいえ、家康はすごぶる上機嫌だ。仮眠室の電気も付けずに畳にダイブすると無言を貫く三成を見上げた。
(さて、どうしてくるかな?)
なんて、家康は変に高鳴る胸を押さえた。能面のように凍りついた三成の表情は眠そうにも発情しているようにもとれる。少なくとも、だらし無い格好の家康に罵声を浴びせないあたり、寝るのが嫌というわけではなさそうだ。
家康はテンション上がって眠気が飛びかけている。どっちに転んでもいいな、なんてとんでもないことを頭は呟いていた。慌てて理性が、納期の迫ったプログラミングと目の前の男が睡眠不足でいつぶっ倒れてもおかしくないことを伝えてくる。おとなしく睡魔に身を委ねるのが吉であろう。
「・・・。・・・」
それでもちょっとした悪戯心から、家康は手を伸ばした。
おいでとばかりに。
三成を誘う。
「・・・。・・・」
妖しくもとれる笑みを浮かべて三成を呼べば。ふら、と身をゆらつかせながら、蝶が花に吸い込まれるように三成は家康の元に近づく。
無造作に三成がネクタイを緩める仕種がたまらなく色っぽくて家康はどぎまぎする。やっぱり駄目だ。さすがに仮眠室をイカ臭まみれにするわけにはいかないが、寝かせてやれないし、おそらくいや、確実に向こうも寝かせてくれないだろう。
言葉を交わさずとも成立してしまった会話に家康は微苦笑をもらした。
「三成・・・」
―――さあ、夜はこれからだ。
「うげ!」
―――とばかりになっていた家康の顔から血の気が引いた。
「三成、ちょっと離れろ」
丁度キス唾のような案配で三成を突き飛ばすと、自分も慌てて身を起こす。
何事かという顔の三成が声を荒げる前に、そこら中に座布団が散乱し、空っぽになった押し入れに三成を蹴りいれた。それから自分も閉暗所に逃げ込む。
「貴様何を!!」
「しーっ!!」
三成はいきなり乱暴働かれて当たり前だがキレ気味になっている。癇癪起こしかけている三成を宥めながら、家康は耳をすませる。
「えー、こんなところでするのぉ?」
妙に耳に触る女の声が飛び込んでくる。返事する男共々相当出来上がっているようだ。畳の前に並んでいる家康と三成の靴も眼中に入っていないのだろう、不安定な足どりで畳を踏み鳴らす音が聞こえる。
やだぁ、触んないでよーという嬌声じみた笑い声に家康は確信を抱いた。
「うわぁ…」
すいません無駄に長くて・・・ラブラブさせたったんだ。それだけなんだ。
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