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・現パロです
・▲♀です
・官兵衛がかなり絡んでます
おk?
八つ当たるつもりはなかったが、三成は洗濯機のスイッチを勢いよく押した。二、三度空回りをしてから、透明な水がそそがれ始める。タイミングを合わせたように風呂場のシャワーの音が遠くから聞こえてくる。
あれほどひどい目に遭ったというのに、家康はご機嫌らしい。鼻歌が三成の耳にも届いた。
ムカムカという三成の心情を表す擬音の『カ』が『ラ』に変換されるまでにそう長くはかからないだろう。
くしゃみする声が反響したのが聞こえて、三成は牙をむいた。
「あれ程暗には近づくなと言っただろう!」
体内を駆け巡る感情に身を任せれば、自然と声を荒げてしまう。
見まいと努めてた下着の類が白い泡の中から覗いて、三成は慌てて洗濯機の蓋をしめた。
「仕方ないだろ、官兵衛の方が離してくれなかったんだ」
三成の剣幕もどこ吹く風、湿っぽい部屋に反響する家康の言い草は妙にあっけらかんとしていたが、中身は小悪魔そのものだ。
三成の中の何かが、ぷちんっと小気味よい音をたてた気がした。
戦国最強と一緒とはいえ、幼少期から戦場を駆け抜け五体満足で生き残っているのだ。一緒にいれば運気向上するかも。なんて本人にしてみれば必死な理由で家康を連れ回した官兵衛の懺滅は、―――少なくとも今この瞬間に確定した。
「貴様っ」
一瞬このまま風呂場のドアを蹴破ってやろうかとか、剣呑な考えが三成の中で浮かんで消える。事故で半裸くらいだったら笑ってすます豪の者な家康でも、さすがに全裸を見られたらキレる。申し開きもできない。原形が不明になるくらいボコボコにされるのが関の山だった。
やり場のない怒りを持て余しながら、三成は風呂場の明かりを睨んだ。死線が曇りガラスを越えて伝わってくるのか、家康が間延びした声で三成を呼んだ。
「三成ー?」
声はいつもよりよく通る。
「お前もしかして、」
どこか場を楽しんでいるようなそれだ。
「やきもちか?」なんて、ストレートに聞いたらどんな反応をするのだろう。半分声の裏返った怒号がもう家康の耳の奥には聞こえていて、家康はくつくつと笑った。
「・・・何だ?」
「・・・。・・・」
笑い事じゃない。
三成の返答はドスが利きすぎていた。返答次第ではただでは済まさない。そう、言葉になってこそいないが副音声としてしっかり聞こえてくる。いつも以上に冗談が通じる状況じゃないことは確かだ。
「いや、やっぱいい」
空気を読んだ家康は話題をぶっち切る。
はっきりしろと三成が噛み付いてくるのはお見通しなのか、はたまたタイミングがうまくあっただけなのか、風呂場の扉を予告なしに開けた。
三成は脱兎の如く別の部屋に退散した。 どたどたどたという三成らしからぬ足音に失笑しながら家康は風呂場のスイッチを切る。足元に置かれていたのはおろしたてのパジャマだ。
別に夜遅いわけではない。試す価値はあるかもしれないが、多分、いや、確実に三成の私服で家康が入るものはない。前にふざけて何でもないシャツとズボンを着てみたら、胸でボタンが閉まらなくなり、なんと太ももでスキニーは引っかかった。そのあられのない恰好で三成の前にずっこけたことを思い出し、家康は喉まで出かかっていた不満の言葉を引っ込めた。これしかこの家にある服でサイズの合うものはないだろう。コンビニで下着が買えただけでも吉とすべきなのだろう。
予告なしの全裸登場に非難がましい三成の怒号が届く。丸無視して家康が口を開いた。
「わしだってそこまで運がいいってわけでもないしなー」
間延びした声で遠く三成に語りかけた。
「こんな日もあるさ、官兵衛のせいじゃない」
がさごそ身体を拭きながら、家康はフォローの言葉を口にしてみる。
が、誰がどう見ても、今日のことの顛末は極悪といって憚らない官兵衛のヒキにさすがの家康もとばっちりをくらったとしかとれなかった。
秀秋が一人鍋の味見中にやけどしかけて放った杓子が、たまたま庭の猫にあたって、風がふくと桶屋じゃないが、何の因果か騒動は暴れ牛(運送トラックが横転した)を呼び、それが家康の隣を一日離れようとしなかった官兵衛にだけお見事にクリーンヒットした。
「何故じゃーー!?」と豪快に池ポチャした官兵衛よりはましとはいえ、一日貧乏神の隣にいた家康は水族館ショーの最前列に居合わせたようなありさまになったという訳だ。
しかし、家康の気分は軽い。
「あははは、楽しかったな」
だって。
(あれは反則だろう・・・)
何がおきたのかと呆ける家康に迫ってきたあの時の三成の顔といったら!
「・・・何がおかしい」
迅速の一言に尽きた三成の対応と、極寒の池に置いてきぼりをくらった官兵衛に思いをはせて、家康はクスクスと脈絡もなく笑った。
・官家フラグに反応した奴、前出ろ、前だ!
・夏休み限定とか言っといておはよう新しい目覚めしてましたサーセン。
・官兵衛の体格だと♂でも♀でも家康の腰に自然と手をまわして、髪とか肩とかに顔埋められるんだよね←一緒に戦ってると家康の強運の御利益でわりかし無事に帰れるから、「家康は小生の幸運の女神」とか「愛してるぜ小生の箒星(ちゅっ)」とか三成の目の前でくさいセリフ吐きまくって喧嘩売ってたらと妄想したら止まらなくなった。で、嫉妬に狂う▽に殺されかかる。何故じゃーー(笑)
・▽▲出来てるの知ってて横やりしてくる大人げないクロカンに夢見すぎだ。最初はからかうだけだったのになんか▲に本気になってるクロカンに夢見すぎだ。▽が好きって知ってて大人な対応をとったためにツキに見放されるクロカンにry
・官家書きたい・・・。誰か、背中押してください・・・
・家康の運は半兵衛あたりも重宝しそう。「家康くんといると絶対晴れるからね、布陣が楽で助かるよ」・・・てるてる坊主?ちなみに三成はド級の雨男www
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