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ガタタッしましたwww
現パロ×魔女っ子女体化×年下攻めですwww改めて書くとこりゃひでええええー^p^www久しぶりに▽▲書いたからハイテンション賢者タイムだフーッ!
長いので二回に分けまーすフーッ!
徳川家康は魔法少女のアルバイトをしている。時給は750円。
主なお仕事は男の子のお留守番を手伝うこと。
―――・・・というような説明はどう考えても混乱を生みだす。
いっそ本人にそれっぽく説明してもらった方がいいだろう。
「というわけで徳川、変身後15秒CM調にまとめよ」
「でえええ!?毛利!いきなりなんでもそれは無茶な・・・」
「上司命令ぞ。早くしろ、新宿2丁目に回されたいか」
「わっ、わっ、待ってくれ!やる!やるから!!」
「・・・・。・・・」
「絆の力で天下を統べる!――――――――ワ、ワシは竹千代!愛称はちよだ!ちょっと間抜けでぽやぽやぱーな魔法少女!今は夢をなくしがちな年ごろの男の子、石田三成の部屋に週末押しかけて愛と希望と勇気を叩きこんでるぞ!」
えへ☆と可愛くポーズを決めているのは、さきほどまで慌てふためていた男子高校生ではない。黎明にも似た光と主に現れたのは羽つきフェルト帽とハイウウェストミニスカが似合う美少女だった。
体格に似合わないほど豊満なバストが強調されている衣装とオーバービーソックスが少しだけ太ももに食い込んでいるムチムチ感が何ともたまらない。一体どこの大きいお友達のためのアニメキャラかなというような按配だ。
「・・・2秒オーバー」
「・・・」
いかんせん聴衆が一人しかいない事務所では華麗な登場スチルもしらけしまうだけだが。
事務所のマネージャー。つまりは家康の上司である毛利元就は不満足げな眼差しを向けている。
「徳川」
毛利がこの格好の時に家康を本名で呼ぶのは不機嫌な証拠だ。いつもは犬でも呼ぶような調子で「ちよ」と呼んでいた。
「その目のどこがぽやぽやぱーなのだ。その声のどこに愛と希望と勇気がある」
「うっ・・・はい」
まだ中身のスイッチが入りきっていない家康は苦しそうな声を挙げる。どうもこの仏調面の上司にダメ出しされると気持ちが悪い感じがするが、確かに美少女の顔つきは酷く硬い。とても愛と希望と勇気を朗らかに語る魔法少女のそれではなかった。
はああ、とため息をつく様にはどこかバイト疲れのたまった高校生の面影がある。それでも、まあ、美少女なことには変わりない。ここにいる鬼マネージャー以外は及第点を当てるだろう。
「貴様がそんな体たらくだから、石田は妙な信仰に嵌るのだ」
「三成の秀吉公びいきは今に始まったことじゃ・・・」
「黙れ」
ぴしゃりと言われてしまった。家康、もとい、ちよはしゅんとうなだれる。胸のあたりに手を持っていけば既にぱっつんぱっつんになっているブラウスボタンがらめえええ!と悲鳴を挙げた。
その気がなくても世間一般男性なら心動かされる様子だ。しかし、100人の野太い声した野郎が100人の可憐な魔法少女に変身する所を見届け、しかもそいつを性の眼ざめゲフンもとい、多感なお年ごろの小学生男子の部屋に送りこんでいる元就にしてみれば有象無象に等しい。
元就は淡々と言葉を続ける。
「まあ良いわ。貴様がちよになりきっている時はまともな会話ができん」
「じゃあ最初からいつもの格好で・・・」
「黙れと言っている。今その口を使ってよいのは15秒CM語りのためのみぞ」
「・・・」
理不尽極まりない。竹千代は頬に睫毛の影を落として黙るよりほかなかった。
「ふん。使いようのない奴め。仕方がないからこれでも読みあげておけ」
「・・・これは?」
「ウェブに転がっていたのを弄ったまでよ。今、我の手元には原作収録雑誌がない」
「・・・。・・・」
ここまで滅茶苦茶言っているというのに、家康は元就に逆らえない。逆らったら最後、新宿2丁目のお姉さまの所に簀巻きにして放り込まれてしまう。いくら家康でも童貞よりさきに処女を奪われてしまうなんてまっぴらごめんだ。
理不尽な上司に嘆息を堪える。かわいい女の子には似合わない疲れきった声で、渡された紙を読み上げた。
「『ワシは魔法少女のアルバイトをしている。いつも、男子小学生ばっかりを相手にしてる。そりゃそうだ。魔法少女を必要とするのはいつだって男子小学生だ。しかし、今回の相手はリアル中二だって。理由は、事務所のミス。中学校の名前を小学校の名前と勘違いして小二だと思ったんだって。マジかよ』・・・毛利、こんなプロローグでいいのか・・・」
・・・こんなプロローグですいません。
めくるめく魔法少女バサラ☆まじか(すいません調子乗りました)
三成!と部屋の主に向けられた声が高い天井に響いた。
「お前、また政宗と喧嘩してきただろ!」
館と称してもおかしくない豊臣家の奥の奥、そこに石田三成の部屋はある。調度品は全て半兵衛が御繕ったのか、子どもの持ちものとは思えない豪華さだ。
欧米スタイルが貫かれているらしく、窓から部屋に入り込んできた声の主も迎える部屋の主もキリムの絨毯に土足、つまりはあの絶対領域がまぶしいブーツ姿で立っている。
小学生相手だったら半ラリのぽやぽやぱーな話し方もウケたかもしれないが、三成の第一声は『その声を何とかしろ、頭をもぎ取られたいのか』だった。これだからリア中は!と内心家康は叫びつつ、マネージャーには内緒にほぼ素の口調で三成に接している。
だいたい小学生と中学生を一緒くたにして扱おうという方が無理なのだ。と、現役高校生の家康は抗議したが、見た目の以上に年を食っている上司は取り付く島もなかった。これは元就へのささやかな抵抗だ。
眉を吊り上げても美少女な竹千代に一瞥をくれてから三成、と呼ばれた少年は後一年間着なくてはいけないというのにボロボロになった学ランをベッドに放り投げた。その手は痛々しい色に変色している。
「貴様には関係のないことだ、竹千代」
十三、四の少年とは思えない。何もかもを切り捨てる、前世は戦国時代を生き抜いた阿修羅のような武将だったと言われても頷いてしまうような形相だが、残念ながらこれは中学二年生あたりがかかる病気だ。
これだからリア中は!と、竹千代は可憐な顔立ちをしかめる。大人しい印象を与えがちな三成だが、どうもタイプの違う中二病患者な政宗と折り合いが悪いらしく互いが互いの存在証明(とかいてアイディンティティと読む。一般的にはキャラ設定に当たる言葉)をぶつけ合っていた。
「大ありだ!まったく、こんな生傷ばっかり作ってワシ心配だぞ!」
どうせまた「あのお方を二度までも愚弄した罪を贖えええ!」とか「竜の爪痕をその身にくれてやるぜ!!!」とかわけのわからない事を叫びながら取っ組み合いのけんかをしてきたのだろう。恥ずかしい。竹千代自身が一番その世界に近い住民でありながら、抱く感想はどこまでも世間一般的だ。政宗の親代わりである小十郎の胸の内が痛いくらいに分かった。
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