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そんなことは百も承知でやる嫁×嫁。黒×白。もう本当にすいません調子乗りすぎてます。
どう呼びかければいいのか果てしなく謎。ついでに性格も謎。
もう一人のワ…(コンマ3秒で却下しました)。
何かを拒絶するということは、容易くも悲しいことだ。そう、家康は常々思っている。
『嘘つき』
そう、黒は笑う。黒衣の作る影の奥で、凶暴な犬歯をちらつかせながら、どこかいやらしく頬をゆがませる。
『全てを受け入れるといった口が、何故ワシを拒む』
白の反応は頑なだった。耳など端から持っていないとばかりに黒の言葉を聞き流す。強い意志を秘めた光りを放ちつつ、同形のそれを金色の双眸が捉える。
そしてもう一度、冷静な声で繰り返した。
「来るな」
『ワシはお前だ。どうしてそうキツい言葉を投げかける』
「来るなと言っている」
少なくとも、徳川家康という男は。こんなにも冷たい表情を見せない。
誰でもない、己自身を覗いて。
黒もまた動じない。口が裂けてしまいそうな笑みを浮かべた。
『嫌だ、と言ったら』
「実力行使で拒む」
『それもできないとしたら?』
「ワシはお前の存在を許さない」
畳みかけるような問答に耐えきれなくなって『はは、まるで三成の言い癖がうつったみてぇだな』と黒が笑う。
白は相変わらず侮蔑をこめた眼差しで黒を睨んだ。
「消えろ」
実力は完全に五分五分。ならば手段を厭わない方が勝ちを取るのが道理だ。『消えろ、か』と歌うように黒が言う。言葉とは裏腹に、飲まれかけているのは白の方だった。
つつ、と焦らすように指が動く。女のように額を頬を首を愛でられれば、白の眉間にしわが寄った。
『くく、一体誰がお前のそんな顔想像つくだろうな』
「ワシに、お前は、必要ない」
無視して断言すた。白の一挙手一投足が、心を傷つけるには十分すぎる威力を有している。
構いやしない。
どうせ痛むのは己の胸だ。
『・・・』
黒は初めて寂しそうな表情を見せた。
『どうして、そんな寂しい事を言うんだ』
浮かべているのは笑みのはずなのに、黒の顔つきは悲痛そのものだ。それは白の中に息づく優しさを刺激するには十分すぎた。決意が、信念が、ぐらつく音がする。
それは、黒の耳にもしっかり聞こえている。畳みかけるように、黒の甘言は続いた。
『お前は偉い。すごく、がんばっているじゃないか。どうして、自分が幸せになることを望んじゃいけねぇんだ。どうして、ワシだけは別物扱いなんだ』
冷たい黒の手が白の背中、あばらの当たりを掴む。「やめろ」と勇ましく飛び出た一声は、あっという間に鼻につくようなか細いそれに変わった。
『いいじゃねぇか、お前が幸せになったって。知ってるはずだ。忠勝も、独眼竜も、元親も。皆みんなそれを望んでいると、人の心情読むのに長けたお前が気づかぬふりする理由はどこにある』
「離せ!!」
耳元でささやかれた瞬間、我慢の限界に達した。
「・・・。・・・お前を殺す」
『いけねぇぞ、そんな物騒な言葉』
たしなめるというよりは、挑発している。黒の言葉に、白の纏う殺意はますます激しいものになった。
白は黒の拘束から逃れようと奮闘する。そう動けば動くだけ、ひねりあげられた己の関節が悲鳴を挙げた。黒はしばし目の端に涙を滲ませてまで距離を置こうとする白の様子を眺めていたが、ぱっと手を離した。
脱兎のごとく白が間を取る。もう一度黒の懐に飛び込もうとはかっている姿に黒は、
『やってみろ。泰平のためと望むなら、己という名の心を殺せ。そして――――』
黒はそう、言葉を溜める。ありったけの殺意を込めた重い拳が迫っているというのに、びくともしない。逃げることなど、論外だ。
鼻先を白の拳が捉えそうになって初めて、黒は真っ赤な舌を覗かせて断言した。
『豊臣秀吉のようになるといい』
白が動きを止めた。
絶望したように膝をつく。
「く・・・ぅ・・ぐ、」
耐えきれない苦しみに微かにあいた口を、もう一度黒が塞いだ。
自分てか白甘やかしたい黒権現と自律がいきすぎて黒に死んで欲しいと思っている白権現。や、本当は上手くバランスがとれてるはずなんだけど、事あるごとにぶつかりあってればいいと思う。
ガチバトルで黒が強いのは白的には反則の蹴技も使ってくるからとか妄想してうへへしてた。寝技もばちこい。権現様だけに三角締めとか。どっちが技かけてもおいしい。
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