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やっさんドマイナー祭りはじめます。
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ながらくおまたせしましたヘボRです

なんかもう本当残念な頭だと思う。あれだよ、豊臣時代と前後比較すればいいんだよって言ってる残念すぎる。

 

 




「ん、」

 官兵衛は家康の腕にもみくちゃにされている。余裕をなくしている家康は官兵衛の頭を抱きこんで、官兵衛が己の胸の飾りを舐める度に情けない声で喘いだ。その度に官兵衛の目の前にある胸が上下し、男のくせにどこか柔らかさを残すそれが頬に当たった。
 官兵衛の髭が当たってこそばゆいのだろう、少しでも身を離そうとするのだが官兵衛が許さない。家康もまた官兵衛の腕の中にいる。座る官兵衛の前、そこに膝立ちになるような按配で密着していた。

「ううう・・・」

 悩ましい声が上がる。
 家康ではない。

 官兵衛だ。

「と、とどかねぇだど・・・!?」

 大阪にいた頃からよくこの体勢で家康を啼かせてきた。というのも、胸だけではなく官兵衛はがら空きになった家康の腰や尻にちょっかいを出していたから。同時にあちこちと責められた家康は羞恥もかなぐり捨ててあんあん叫んでいたものだったが、――――――今となっては叶わぬ体位だ。
 官兵衛の手首にかけられたいかめしい枷は、これ以上おいたできなようにとばかりに官兵衛の意図を阻む。家康の脇腹の当たりを通っている両腕は手持無沙汰に宙に投げ出されていた。
 もしかしたら、と一縷の希望に縋ってみたがやはり枷の大きさを鑑みれば当然だけれども官兵衛の指は家康の尻に届かない。手首が悲鳴を挙げているのを無理して一番長い中指を伸ばしてみるのだけれども、袴までは遠かった。

「なぜじゃ―――・・・!!」

 おのれ凶王三成!小生と権現のお楽しみまで奪いがって!!

「この枷が外れたら絶対おまえさんの腰を堪能してやる~・・・!」
「そんな意気込み・・・わざわざ言わなくても、ぅ」

 呆れた声が上から降ってきたので無理矢理塞いだ。「けどよう、権現」なんて子どもみたいに口をとんがらかせて、

「こいつをつけられてからというもの、お前さんとの閨がすっかり一本調子じゃねぇか」

 上に乗るか後ろから責めるかしかできねえと悔しそうな声を漏らす。あまりにあけすけと言うものだから、ついつい家康も赤面するのを忘れた。

「やっぱり・・・つまらないのか?」

 そう、ちょっと自信なさげに言う。なんだか申し訳なそうな顔だ。

「?どうした」

 言おうか言うまいか迷っている。真一文字に結ばれた口元がそう語っていた。なんだよー、吐いちまえよー、と身体の大きさも構わずじゃれつけば、あっという間に腕をとられた。枷がついているから当たり前だった。

「なんか」
「なんか?」
「大阪にいた時よりも――――・・・」

 家康の眼が泳いでいる。畳の眼でも数えるように下を向いたまま揺れて、

「官兵衛が・・・ワシの中で・・・――――――硬くならない」

 とぶっちゃけた。

「ぶっ!!!」

 そのぎりぎりの表現に突っ込む余裕もなく官兵衛が吹いた。
 よほど言うのが恥ずかしかったのか、(原因は十割官兵衛にあるくせに)官兵衛を気持ちよくさせてやれない事に罪悪感を覚えているのか、家康はしゅんとうなだれる。そこらの女子の泣き顔より堪える様だ。
 官兵衛は慌てた。

「お前さんのせいじゃねえって権現!どれもこれも刑部と三成の・・・!!」
「・・・。・・・スマン」

 家康に謝られた刹那、本気で官兵衛のモノが萎えた。
 口では三成が大谷がというものの、官兵衛は己を恨む。こんな家康の顔が見たいわけじゃないのに。小生がこんなものをつけされたばかりに、と。
 これからお楽しみと言う所だったのに、二人の間には酷く重い空気が流れた。
 本来だったら家康が吹き飛ばす空気なのだが、その家康が自信喪失では話にならない。
 官兵衛は息子に激を入れながら、一生懸命フォローを入れる。

「お前さんは十分魅力的なんだぞ?突っ込まれてる時の顔なんてそれだけで昇天ものだし、恥ずかしながらも腰動かしてくれると中のしまりが・・・」
「うわーっうわーっうわーっ!!!」

 両手が自由な分家康の反応は官兵衛より格段に速い。いきなりぺらぺらと今日の天気でも話すように己の身体の話をされて平気なほど家康はまだ精神が熟していなかった。

「官兵衛!お前な・・・」

 次の言葉はない。怒る以前におかしくなってきたのだろう、官兵衛の真顔から逃れるように家康は身をよじって畳につっぷす。「ほらいいケツだ」とエロ親父が撫でてくるので、家康はわりかし本気で蹴り飛ばした。
 なるほど。官兵衛はそういうのがいいんだな、とだんだん吹っ切れてきたのだ。

「い゛!!?――――――ご、権現・・・?」
「分かった」

 のしっ。
 ただでさえ腕が使えない官兵衛が起き上がれないように家康はその腹にまたがった。見上げる角度も手伝って、かなりエロい顔でほほ笑んでいる。

「へ?」
「ワシが動けばいいんだな?」
 
 一寸の隙間も作らぬように、家康は官兵衛の上に寝転んでいく。いつ覚えたんだそんな顔と叫びたくなる程、家康の表情は妖しかった。閨の空気に酔ったように、目が据わっている。瞳を閉じることもなく下を絡ませてきた。

「ふぁ、ふぁんふぇん!!」
「ちょっと待っててくれ」

 じり、じりと尻をつきあげて家康が身体を下げていく。途中官兵衛の胸板や腹に口付けを落としながら、ちょっと疼き始めている男根の感触を布越しに確かめた。上気した頬の厚さがふんどしを通して官兵衛に伝わってくる。すんと匂いをかがれ、ふう、と息を吹きかけられればどちらが入れられる側かわかったもんじゃない。
 どくどくと官兵衛の体が脈打つ。
 エロ権現!と脳みそが叫んだ。

「官兵衛ぇ・・・」

 わざと甘ったるい声で家康が言う。

「ワシ、昔みたいに――――おっきいのほしいなぁ」

 東軍総大将としてはギリアウトなど淫乱発言に言われなくても官兵衛の官兵衛は反応した。

 


官兵衛は枷のせいでヤれることが少ないからね、エロ権現の出番だよねでおちつきますた。

賢者タイムだふう!
 

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